小室哲哉「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」は歴史書的なCDである

小室哲哉「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」ワイド画像小室哲哉さんの作品集『TETSUYA KOMURO ARCHIVES』が2018年06月27日にリリースされました。

大ヒット曲から、この曲も「小室さんの曲だったの?」というような隠れた名曲まで、選び抜かれた楽曲が、レーベルと年代の枠を超えて「T盤」50曲、「K盤」50曲に分かれて収録されています。

1980年代から2010年代までのポピュラーミュージックの世界での歴史書的なCDと言っても、『TETSUYA KOMURO ARCHIVES』は間違いありません。

また、「T盤」「K盤」にBonus Discを1枚追加したソニー・ミュージックダイレクトの通販BOXも発売されています。

T盤 50曲 - TETSUYA KOMURO ARCHIVES

小室哲哉「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」T盤

T盤 DISC1

1 Miss オレンジ・ショック 「愛しのリナ」
2 スピードウェイ 「OH! MISTAKE」
3 岡田有希子「Sweet Planet」
4 渡辺美里 「My Revolution」
5 渡辺美里 「Teenage Walk」
6 中山美穂「JINGI・愛してもらいます」
7 堀ちえみ「愛を今信じていたい」
8 TM NETWORK 「Get Wild」
9 松田聖子「Kimono Beat」
10 中山美穂「50/50 フィフティー・フィフティー」
11 渡辺美里 「悲しいね」
12 TM NETWORK 「BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙(そら)を越えて」
13 小泉今日子「Good Morning-Call」

「50/50」「Good Morning-Call」「Kimono Beat」は小室さんのセルフカバーアルバム「Hit Factory」にも小室さんのボーカルで収録されています。

「愛を今信じていたい」も「想い出を置き去りにして」というタイトルで収録されています。「Hit Factory」はアレンジのクオリティーが非常に高いアルバムです。

T盤 DISC2

1 安室奈美恵 「Body Feels EXIT」
2 坂本龍一×小室哲哉「VOLTEX OF LOVE」
3 globe 「DEPARTURES (RADIO EDIT)」
4 華原朋美 「I'm Proud (Radio Edit)」
5 安室奈美恵 「Don't wanna cry」
6 dos 「Baby baby baby」
7 H Jungle With t 「FRIENDSHIP」
8 hitomi 「In the future」
9 華原朋美 「LOVE BRACE」
10 hitomi 「by myself (STRAIGHT RUN)」
11 大賀埜々 「Close to the night」
12 globe 「Can't Stop Fallin' in Love (STRAIGHT RUN)」
13 円谷憂子 「Mystery of Sound(Original Mix)」

「Body Feels EXIT」「DEPARTURES」「I'm Proud」などは、今でも大切な1曲という人も多いと思いますが、多くのシンガーが「小室哲哉プロデュース」という言葉を欲した時代の作品がDISC2に多数収録されています。

円谷憂子さん「Mystery of Sound」と 大賀埜々さん「Close to the night」以外は、この時代の音楽とともに生きてきた人は全曲知っているのではないかと思います。

T盤 DISC3

1 TK PRESENTS こねっと 「YOU ARE THE ONE」
2 安室奈美恵 「CAN YOU CELEBRATE?」
3 taeco 「deep GRIND (STRAIGHT RUN)」
4 小室哲哉「SPEED TK RE-MIX」
5 鈴木あみ 「love the island」
6 tohko 「ふわふわ ふるる」
7 未来玲可 「海とあなたの物語」
8 TRUE KiSS DESTiNATiON 「Girls, be ambitious! (Straight Run)」
9 AN-J 「笑顔が見える場所〜I WANNA GO〜」
10 鈴木あみ 「BE TOGETHER〈ORIGINAL MIX〉」
11 BALANCe 「GET INTO YOU SUDDENLY」
12 浜崎あゆみ & KEIKO 「a song is born」

安室奈美恵さんの代表曲「CAN YOU CELEBRATE?」や鈴木あみ さんの代表曲「BE TOGETHER」が収録されるT盤 DISC3のなかで、個人的に思い出が残っているのは「YOU ARE THE ONE」です。

豪華な小室ファミリーで作られた「YOU ARE THE ONE」ですが、「なぜ甲斐よしひろ さんがいるの?」と思われた人は少なくないのではないかと思われます。

T盤 DISC4

1 a-nation's party「THX A LOT (Album Version)」
2 AAA 「Charge & Go!」
3 TM NETWORK 「I am」
4 浜崎あゆみ 「You & Me」
5 SUPER☆GiRLS 「Celebration 〜Music Ribbon ver.〜」
6 小室哲哉 「The Generation feat. Zeebra, DABO, SIMON」
7 小室哲哉 vs ヒャダイン 「22世紀への架け橋」
8 小室哲哉 「EDM TOKYO 2014 feat. KOJI TAMAKI」
9 DiVA 「DISCOVERY」
10 tofubeats 「Throw your laptop on the fire feat. 小室哲哉」
11 小室哲哉 feat. 神田沙也加 (TRUSTRICK) & tofubeats 「#RUN」
12 Dream5 「futuristic」

2000年代の曲が収録されるT盤 DISC4ですが、個人的には、やはりTM NETWORK 「I am」です。

歌詞中の「ほんの少しだけの遅れは 急いですぐ戻ってくればいい」「大国のトップがシャウトしたって ほとんど世界はほほえまないから」などに小室哲哉という人間を感じることができます。

K盤 50曲 - TETSUYA KOMURO ARCHIVES

小室哲哉「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」K盤

K盤 DISC1

1 TM NETWORK 「SEVEN DAYS WAR」
2 宮沢りえ「ドリーム ラッシュ」
3 小室哲哉 「RUNNING TO HORIZON」
4 田中美奈子「夢みてTRY」
5 郷ひろみ 「空を飛べる子供たち~Never end of the earth~」
6 小室哲哉 「永遠と名づけてデイドリーム」
7 観月ありさ「TOO SHY SHY BOY!」
8 TRF 「EZ DO DANCE (7" MIX)」
9 牧瀬里穂「国境に近い愛の歌」
10 中森明菜「愛撫」
11 TRF「survival dAnce 〜no no cry more〜 (original single chart mix)」
12 TRF 「BOY MEETS GIRL (RADIO ON AIR MIX)」
13 篠原涼子 with t.komuro 「恋しさと せつなさと 心強さと」

もし「どの時代の小室哲哉さんの音楽が好きですか?」という質問があったのなら、この時代の小室さんの音楽が一番好きという人も多いのではないでしょうか?

1994年 TMN終了宣言を心から悲しんだ世代の人は、TM終了後のTRFや篠原涼子 さんのミリオンセールスは純粋に嬉しかったと思います。

現在、篠原涼子さんは誰もが認める大物女優ですが、当時、これほど、素晴らしい役者さんになると想像していた人は多分少ないはずです。

尚、観月ありさ さんの「TOO SHY SHY BOY!」は、前記した「Hit Factory」に小室さんのボーカルで収録されています。

K盤 DISC2

1 篠原涼子 with t.komuro 「もっと もっと…」
2 TRF 「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜 (Original Mix)」
3 H Jungle With t 「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント "2 Million Mix"」
4 hitomi 「CANDY GIRL (ORIGINAL MIX)」
5 内田有紀「Only You (Original Mix)」
6 GEISHA GIRLS「炎のミーティング」
7 翠玲 「恋をするたびに傷つきやすく・・・」
8 H Jungle With t 「GOING GOING HOME “Original Mix”」
9 hitomi 「GO TO THE TOP (ORIGINAL MIX)」
10 篠原涼子「Lady Generation (Original Mix)」
11 globe 「Feel Like dance (ORIGINAL MIX)」
12 H.A.N.D. 「Prime High」
13 華原朋美 「I BELIEVE (RADIO EDIT)」

小室プロデュース黄金時代の作品が収録される「K盤 DISC2」ですが、ダウンタウンの浜田さんがメインボーカルのH Jungle With t 「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」は、とにかく売れました。

globeのデビュー曲「Feel Like dance」も収録されていますが、このくらいの時期の小室哲哉さんは、キーボードではなく、ギター演奏でテレビ出演されていた記憶が残っています。

K盤 DISC3

1 倖田來未 & BoA 「the meaning of peace」
2 伴 都美子 「again」
3 持田香織 「in case of me」
4 HΛLNA 「DO OVER AGAIN」
5 globe 「Many Classic Moments (Original Mix)」
6 GABALL 「幸せの表現 ~featuring Joanne」
7 AAA 「逢いたい理由」
8 森進一「眠らないラブソング」
9 超新星 「Evidence of Luv」
10 北乃きい 「花束」
11 浜崎あゆみ 「crossroad」
12 小室哲哉 「Vienna feat.Miu Sakamoto & KREVA」

K盤 DISC3には、伴 都美子さん、浜崎あゆみ さん、持田香織さん、倖田來未さんなどエイベックスを代表する歌姫に提供した楽曲で多数収録されています。

そんななかで最も気になるのは演歌界の大御所である森進一さんに楽曲を提供した「眠らないラブソング」です。

K盤 DISC4

1 X21 「約束の丘」
2 Tetsuya Komuro × Tsunku♂ feat. May J. 「Have Dreams!」
3 BiSH 「earth」
4 Def Will 「Lovely Day」
5 大森靖子 「POSITIVE STRESS」
6 AOA 「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント girls ver.」
7 HIKAKIN&SEIKIN 「YouTubeテーマソング-Tetsuya Komuro Rearrange-」
8 TRIGGER 「DAYBREAK INTERLUDE」
9 PANDORA feat. Beverly 「Be The One」
10 LaLuce「風よ吹け!」
11 梅田彩佳 「MY HISTORY」☆新曲
12 TETSUYA KOMURO feat. Beverly 「Guardian」☆新曲

新曲であるTETSUYA KOMURO feat. Beverly 「Guardian」と梅田彩佳 「MY HISTORY」や、仮面ライダービルド主題歌であるPANDORA feat. Beverly 「Be The One」などがK盤 DISC4には収録されています。

PANDORAの「Be The One」などを聴いていると、まだまだ全然現役で活躍できると感じている人は多いと思います。

メロディーメーカーとしての小室哲哉

小室哲哉「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」TK盤

誰が聴いても「小室哲哉の音楽」だとわかる曲

TM NETWORK時代からそうでしたが「最先端サウンド = 小室サウンド」というイメージは、切っても切り離せません。

「小室節」という言葉を知っている人もいると思いますが、あえて誰が聴いても「小室哲哉の音楽」だとわかるように意識して曲を作っていたのが小室哲哉さんです。

スタンダードなメロディーメーカーの手法とは明らかに違いますが、音楽のセールス込みで考えたときに、ここまで徹底できる作曲家というのは今後も出てこないと思います。

小室哲哉の曲はメロディーもしっかりしている

1991年12月にリリースされたサウンドトラック『マドモアゼル・モーツァルト』は「美しいメロディーを作る小室哲哉」の魅力が詰まったアルバムです。

ボーカル入り楽曲は「同・級・生」や「東京ラブストーリー」の脚本家である坂元裕二さんが作詞を担当した「K盤 DISC1」にも収録される「永遠と名づけてデイドリーム」のみとなります。

以下は柴咲コウさんのVOCALOIDがメインボーカルのカバー曲「永遠と名づけてデイドリーム」ですが、小室哲哉さんが本当に良いメロディーを作る方であることがわかります。

尚、上記の動画は制作者さまの許可を得てから掲載しています。

楽曲説明のところに「いつか僕が泳ぎ疲れて この海に沈む時は どうか僕の刻んだ調べを永遠と名づけて」の歌詞は今の小室さんに重なります。と書かれていますが本当にその通りだと思います。

一応、このサイトはDTMサイトなので、VOCALOIDのカバー曲を紹介させてもらいましたが、VOCALOIDとは思えないくらいの歌唱力で驚きです。

DTMユーザーの人は「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」のなかで、自分のお気に入りの楽曲をカバーしてみてはいかがでしょうか?

引退は非常に寂しいですが、これからもカバー曲を含めていろいろな形で、たくさんの人に小室哲哉さんの音楽に触れてもらえたらと思います。

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