現代版のマスタリング必須テクニック
10年くらい前に比べて、比較にならないほどマスタリング・ツールの低価格が進み、誰でも手軽に自宅でマスタリングができるようになっています。
商業的な楽曲のマスタリングも、有料オンライン配信レベルであるのであれば可能であると断言することができます。
音楽制作講座のマスタリング関連のページは2006年に公開したものですが、いまだに、かなりの人気があるため、マスタリングの重要性に気づいている人が多いのだと思います。
ただし、少し記事が古くなっていることもあるので、このサイトでも「DAWマスタリング・テクニック10選」を公開する予定でいます。
内容は2016年の一般未公開の「2ミックスの処方箋」を修正したものが主になりますが、「現代版のマスタリング・テクニック」としてかなり役立つもので、マスタリングの技術を劇的に進歩させることは可能だと思います。
これからのマスタリング
現在のマスタリング作業は一昔前の2ミックスのヘッドルームであったりの決まりごとみたいなものは、あってないようなものになっています。
ただし、マスタリングのミックスの状態を維持しながら音圧や質感調整をして、リスナーが聴きやすいようにするという目的は時代が変わっても同様です。
すべてはミックスから始まるというのは当然で、マスタリング済みの2ミックスのクオリティーが、作業前と比較して上回る状態にしなくてはいけません。
言うまでもなく、ローとハイを少しEQで調整して、最後にマキシマイザーを立ち上げて作業が完了するのであるのなら、一流と呼ばれるプロのマスタリング・エンジニアが、世の中に存在するはずはありません。
今までの言い訳は通用しない
誰でもマスタリング・ツールが手軽に手に入れることの時代というのは、誰でも簡単に音圧が出せる時代になったということです。
そんな状況のなかで、今までの「サウンドエンジニアではないから仕方がない」のような言い訳は通用しません。
今後は楽曲コンペは当然ですが、オンラインで楽曲を配信する際も、リスナーから評価を受けるためには自宅でも商業的なマスターファイルを意識したマスタリングが重要になります。
マスタリングもしない状況で、平気で音源をネットにアップしている人もいますが、リスナーから評価を受けるという観点では論外です。
DAWでのマスタリング・10のテクニック
DAWマスタリング・テクニック10選の公開予定
今のところ3つくらいは一般公開して、残りはパスワード公開を予定していますが、面倒なことはせずに、基本的に簡単なアンケートのみで、先着順で希望者に記事を見ることができるようにしたいと考えています。
無料公開後は一応、有料コンテンツにする予定でいます。公開終了後に再公開をして欲しいとの声が「ミックス&マスタリングのコツとテクニック」でも多々ありましたが、公開終了後に無料で再公開することはありません。
公開する順番はまだ決めていませんが、一応、今のところ以下が公開する予定のコンテンツで、マスタリング・テクニックの最新版だと言っても間違いないと思います。
注意点としてはコミュニケーションを取ろうとせずに、記事だけ読んでスルーする人は、閲覧できないと思って下さい。
<2017年02/28追記>
サイトを公開してまだ2ヶ月程度なので、もう少し時間がかかると思っていましたが、思ったよりも早く予定していた定員に達しました。
そのため第一期の先着順の受付を終了させてもらいました。今のところは未定ですが、第ニ期の募集もするかもしれません。
01.ミックスとマスタリング作業は切り離すべきか?
02.揃えておきたいマスタリングツール – ノイズ除去
03.楽曲によるWAVES L3シリーズの使い分け
04.マスタリング時に立ち上げるプラグインの数と順番
05.マスタリング時のオススメEQ
06.マスタリングができれば有償オンライン配信は可能
07.最低限知っておきたいマスタリングにおけるM/S処理
08.マスタリング作業で重要なRMS管理
09.グラフィックEQをマスタリング時に使っても構わない
10.マスタリング時に中高域がうるさい場合の処理
マスタリングの質問受付中
質問等がある人は、積極的に取り入れてゆきますので、このページのコメント欄でも良いですし、メールでもよいので質問して下さい。
一つでも質問をくれた人は、無条件で「DAWマスタリング・テクニック10選」の全ページを閲覧することができるようにします。
<2017年02/28追記>
定員に達したため、現在、質問の募集はしていません。
コメント
マスタリング10選の内容が見たいのですが
有料とは何円なのでしょうか?
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
6年以上前に公開したコンテンツで、
プラグインをはじめ現在のマスタリング事情とは少し異なります。
そのため、有償無償に関係なく、再公開は考えていませんが、
現在「DAWスタイル」が15周年なので、
現状を踏まえたマスタリングのコンテンツを公開する予定です。
もし、マスタリングでの悩みなどがあれば、教えてもらえれば、
コンテンツに活かしたいと思います。
DAWスタイル
https://daw.style-mdn.net/