ブラックフライデーとDAWプラグイン・ブランド

ブラックフライデー日本

ブラックフライデーはプラグインブランドの宣伝期間でもある

今週になって、いろいろな海外のDAWプラグインメーカーからお知らせがたくさん来ていますが、11月25日は2016年のブラックフライデー(Black Friday)です。

ライバル会社がやっているから仕方なくやるみたいな、それほどやる気を感じないメーカーもありますが、お祭り的な雰囲気を持つ「ブラックフライデー」にしても12月の「クリスマスセール(Long Holidayセール)」にしても、わたしは好きです。

メーカーにもメリットがたくさんある

わたしの場合は、嫌なユーザーかもしれませんが、70%オフ以上の製品以外はほとんど買いません。

というのも一年に一度というのがメーカーの宣伝文句ですが、一年を通してみてみるとブラックフライデーよりも安く売られる時期がある製品もかなりあるのを知っています。

日本でも「ミスタードーナツの100円セールはもうしない」という記事を読みましたが、わたしからすると50%での価格が定価ですので、すでにかなりのプラグインを所有しているだけでなく、使用していないものも多いので、60%オフ以上でなければ必要のないものは買いません。

ただし以前から興味のあった製品は迷わずに購入します。

買い手からすると「超お得セール」ですが、売り手からすると「自社ブランドの最大の宣伝をすることができる期間」です。日本だと赤字覚悟の大セール!みたいな感じですが、日本も海外も残ってゆく会社の経営陣は「赤字覚悟」など、そんなばかなことはしません。

基本的にはダウンロード販売なので在庫をかかえなくてもよいというのもありますが、ユーザーは、はじめて使うプラグインメーカーの場合は多くのところで会員登録が必要になります。

登録してもらえれば、そこでメールで新製品の紹介なども長期に渡りできますので、新規顧客を獲得することができれば、安く売ったとしてもメーカー側にもかなりのメリットがあります。

また音楽制作の世界では利用者の評価が高くないと、どれだけ良い製品でも売れません。

スタンダードになってもおかしくない埋もれているかなり良いプラグインもありますので、ネットでの実際の愛用者のレビューも、メーカー側では重要になってきます。

長い目で見たときに誰がクリックするかわからない、離脱率も激しい広告をガンガン打つよりも、ユーザーの関心も高いこともあるので、ブラックフライデーのようなセール期間で安く売ってアピールするほうが、他にどんな商品があるのかも知ってもらえますのでメリットがあります。

セール期間は国内でも取扱いがある製品は安くなる

最後に昨年はこの時期1ドル 120円、1ユーロ 130円くらいでしたが、今年はイギリスのユーロ脱退問題などもあり、円高傾向で1ドル 110円、1ユーロ 115円で昨年よりもお得感があるのではないでしょうか?

セール期間は国内でも取扱いがある製品は同様に安くなります。ポイント還元なども含めれば国内で買ったほうがお得なメーカーもありますので、いろいろとチェックしてみるとよいでしょう。

12月のクリスマスセール(Long Holidayセール)のほうに力を入れているメーカーもありますので、それも頭に入れて、このお祭りを楽しんで下さい。

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