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収録される7種類の豪華プラグイン
2017年03月にDAWソフト「Studio One 3」のメーカーであるPreSonus(プリソーナス)の「Studio 192シリーズ」「AudioBoxシリーズ」「StudioLiveシリーズ」などのハードウェア機器を使用している人に豪華なプラグイン・スイートが無償提供されるようになりました。
無償提供される『Studio Magic プラグイン・スイート』に収録されるのは、Plugin Alliance、Lexicon、Eventideのプラグインエフェクトと、Arturiaのソフトシンセです。
わたしもサブ機のオーディオ・インターフェイスに「AudioBox 22VSL」を使用しているので、早速インストールしてみました。
Plugin Alliance「Brainworx bx_opto」「SPL Attacker」「Mäag Audio EQ2」
Plugin Allianceからは「SPL Attacker」「Mäag Audio EQ2」「Brainworx bx_opto」の3種類のプラグイン・エフェクトが提供されます。
4種類のサイドチェーン・フィルターも搭載する強力なコンプレッサー「Brainworx bx_opto」は現在も2万円くらいで売られているコンプです。
歴史あるアナログ・オプティカル・コンプレッサーの名機のサウンドを移植したのではなく、優れた部分と特徴を組み込んだのが「Brainworx bx_opto」です。
SPLの「Transient Designer」のアタックセクションを抜き出したダイナミック・プロセッサー「SPL Attacker」は、アタック部分の増幅や減衰をコントロールすることができます。
API 500フォーマットのAIR BANDを搭載した実機EQモデルのサウンドを実現した「Mäag Audio EQ2」は、ミックスのバランスを崩すことなく空気感を与えることができる2バンド・イコライザーです。
Eventide「H910」「2016 Stereo Room」
EventideからはクラシックなH910 ハーモナイザーを忠実に再現した「H910」とハードウェア・リバーブに含まれるリバーブ・アルゴリズムをプラグイン化した「2016 Stereo Room」のがエミュレーション・プラグイン提供されます。
ピッチシフト、モジュレーション、ディレイの組み合わせたハーモナイザー「H910」はMIDIを使ってのピッチやハーモニーのコントロールをリアルタイムで行うことができます。
シンプルで直感的なコントロールをすることができる「2016 Stereo Room」のリバーブ・アルゴリズムは、Stereo Room, Room Reverb、High Density Plate などです。
Lexicon「MPX-i Reverb」
Lexiconの「MPX-i Reverb」は、スモールプレート、ラージプレート、スモールホール、ラージホール、スモールチェンバー、ラージチェンバー、ルームの、7つのリバーブ・アルゴリズムを搭載しています。
高品位なLexiconのリバーブを手軽に利用できるエントリーモデルの「MPX-i Reverb」のインターフェースは使いやすく、100種類のプリセットを搭載しています。
Arturia「Analog Lab Lite」
ArturiaからはV-Collectionから厳選された500個の伝説的なシンセサイザー、ヴィンテージキーボードの音色を搭載したバーチャル・インストゥルメント「Analog Lab Lite」が提供されます。
搭載される楽器モデルは物理モデリングのクラシックなアナログシンセ、オルガン、ストリングス・マシン、ピアノ。
オーバーハイム、ローランド、シーケンシャル・サーキット、アープ、ハモンド、フェンダー、ウーリッツァー、モーグ、ヴォックスなど、アナログ・シンセをからデジタル・ワークステーションまででの音色を収録しています。
ただ、PreSonusが提供を開始した『Studio Magic プラグイン・スイート』は、かなり豪華なバンドルで、オーディオ・インターフェイスのバンドルソフトとしては、いきなりトップクラスかもしれません。(今までが貧相すぎましたが。)