富士通とLenovoのPC事業統合
レノボグループと富士通がパソコン事業の統合で最終合意される見込みという記事を2017年10月31日に読みました。
富士通のPCブランド「FMV」や国内の工場、雇用は維持されるみたいですが、株式の51%をLenovoに譲渡するため合意後はレノボ主導の合弁会社に切り替わります。
日本メーカーのPCは数万円高いイメージ
レノボはNECのPC事業もすでに統合していますので、4割強のシェアを国内市場で持つことになります。
レノボグループは中国ですので、残念ですが日本のPC事業は終焉を迎えたのではないでしょうか?
パソコンのスペックで主に重要なのはCPUであったりメモリですが、レノボ、DELL、HPと比較すると同スペックでも日本メーカーのPCは数万円高いです。
何年前かは忘れましたが「地デジ対応」というのが国内のPC業界ではブームになっていましたが、それを最後に日本メーカーのPCは「無駄に高い」だけのイメージになってしまいました。
昔はCMなどのイメージで、それでも購入する人がいましたが、お年寄りの方は別ですが現在はブランド力に数万円もつぎ込む人は少なくなりました。
以前はパソコンの核であるCPUも「富士通やNECが作っている」と思っていた人もいるかもしれませんが、インターネット社会になり、ユーザーがしっかりとした情報を持つようになってからは、そういう人は稀な存在です。
キャンペーン価格 = 定価の時代
5〜7年前にインテル Core i3を搭載したレノボのノートPCをサブ機で購入しましたが、いまだに健在です。(ただし、さすがにバッテリーの充電はできなくなっています。)
当時のことを思い出すと、すごいキャンペーンの仕方でした。頻繁にレノボの直販ショップから「今週のセール」であったり「今週末限定セール」のメールで入っていて割引額が半端ではありませんでした。
そこで思ったのは「キャンペーン価格 = 定価」なのだということです。「下手なキャンペーン方法をするな〜」と思いましたが、海外メーカーは今ではパソコンのハードだけではなく、ソフトメーカーでも、その手法に切り替わっています。
基本的に日本の直販ショップは大手販売ショップなどの取引先との関係もあるので割引があまりできません。
しかし海外メーカーの直販ショップはそんなものは知るはずもなく(知っているのかもしれませんが)、すごいキャンペーンを打ってきます。
その結果、量販店で売られている商品が、ポイント還元分を上乗せしているところもあるので、かなり高く感じます。
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