すでに何らかのDAWソフトを使用していて「Studio One」へ乗り換えようとしている人に向けた「Studio One ガイド」です。
SONARやCUBASEなど他社のDAWを使用して使いこなしていた人は、「Studio One」の操作に慣れるまでに時間は掛からないと思います。
乗り換え組のための Studio One ガイド
Studio One ガイド – イントロダクション
SONARの開発中止ニュースをきっかけにPresonus「Studio One」へ乗り換えた人は少なくないと思います。
わたしもWindows環境では「Cubase Pro」と「SONAR」を使用していて、ミックス以降を「Cubase Pro」で行うというのは考えにくかったので、救済アップグレードのときにフルバージョンの「Studio One」を導入しました。
書きながら覚えてゆこうと思っていたのですが、「Studio One」はゴチャゴチャしていないため、操作を覚えて慣れるまでに時間がまったく掛かりませんでした。
動作の軽快さ、直感的作業、音の良さなどが評判通りなだけでなく、マスタリング・プロジェクトとシームレスな連結など素晴らしいです。
Studio One ガイド 第01回 〜 05回
第01回:フォルダートラック
キック、スネア、ハイハット、シンバル、タムだけでなく、オーバーヘッドやルームなどを加えると、ドラムだけでもかなりのトラック数になります。ボーカルでもAメロ、Bメロ、サビなど、各トラックに分割してエフェクト処理してゆくといったことも当然のミキシング・テクニックですので、トラック数は増えてゆきます。このまま何も整理しないとアレンジビューはゴチャゴチャになってゆき作業効率が非常に悪くなってしまいます。そこで …
> フォルダートラック – 第01回 Studio One ガイド
第02回:カーソル位置と画面の拡大・縮小(時間ズーム)
再生/停止した際のカーソルの位置に関しては、一度設定すれば、ほとんど変更することはない人が多いと思いますが、画面の拡大・縮小は非常によく使用します。そのため、この操作を覚えてしまえば、移行組でも「Studio One」を身近に感じることができるはずです。SONARは再生停止時にあらかじめ再生開始位置にカーソルが戻る設定になっていたと思いますが「Studio One」では停止時に再生を開始した位置にカーソルを自動的に戻すには …
> カーソル位置と画面の拡大・縮小 – 第2回 Studio One ガイド
第03回:マーカー機能
楽曲制作中に個人的に最も重要視しているのがタイムライン上の任意の位置にマーカーとして印をつけ登録しておくことのできる「マーカートラック」です。再生したい箇所や修正したい箇所に瞬時に移動することができるだけでなく「イントロ」「バース」「コーラス」「ブリッジ」、日本だと「Aメロ」「Bメロ」「Cサビ」など楽曲構成を一目で把握するのに役立ちます。マーカートラックを開くには、アレンジビューのトラック列の上にある …
> マーカー機能 – 第03回 Studio One ガイド
第04回:Impact XTの特徴と使い方
Studio One標準搭載のドラム用サンプラー「Impact」はサンプルをドラッグ&ドロップでインポートできるのが特徴のビートメイキング・ツールです。2018年05月に登場した「Studio One 4」で「Impact XT」となり機能が大きく強化されました。大きく進化した「Impact XT」は、A~Eの8つのバンクが実装されていて、各バンクには16個のパッドが備わっているため「Impact XT」1台に最大128個のサンプルをインポートすることができます …
> Impact XTの特徴と使い方 – 第04回 Studio One ガイド
第05回:Studio One 4.5のアップデート内容
2019年05月にPresonus「Studio One 4.5」がリリースされました。フリー・アップデートですので、バージョン 4のユーザーは無料でアップデートすることができます。パッと見目玉という目玉はないですが、ユーザーの声にフォーカスを当てた70以上の新機能と機能向上を実現しています。わたしも実際に05月23日にStudio One 4.5へアップデートし、まだすべてを試したわけではありませんが「Studio One 4.5」の使いそうな新機能と …
> Studio One 4.5のアップデート内容 – 第05回 Studio One ガイド
Studio One ガイド 第06回 〜
第06回:Studio One 4.6でAmpire XTに進化
2019年12月に「Studio One 4.6」へアップデートされましたが、そのなかの目玉は一新されたギター・アンプシミュレーター「Ampire」です。全面的に再設計された第三世代「Ampire XT」のPedalboardはスタンドアロンのエフェクト・プラグインとしても動作します。ギター/ベースアンプモデル、コンボリューションモデルのスピーカー・キャビネットを取り揃えるアンプシミュレーター「Ampire XT」は、さまざまな前後マイク位置と …
> Studio One 4.6でAmpire XTに進化 – 第06回 Studio One ガイド
第07回:MIDIファイルの書き出しと読み込み
他のDAWや別の楽曲で「Studio One」で制作したMIDIデータを使いたいというケースも多々あると思いますが、第07回の「Studio One ガイド」では、MIDIファイルの書き出しと読み込みを「Studio One 4.6」を使用して解説します。VOCALOIDを使用する人はDAWで制作したメロディーラインのMIDIデータだけを書き出して、VOCALOID エディタに読み込み作り込んでゆく人がほとんどだと思いますが、その際に「SMF」で書き出しを行います …
> MIDIファイルの書き出しと読み込み – 第07回 Studio One ガイド
救済アップグレードの1年後にも「Studio One 4」へ有償アップデートしましたが、本当に導入してよかったと思います。
今後もPresonus「Studio One」の記事は追加してゆきたいと思っています。