APIモデリング「EQ PA」「EQ PB」「EQ PG」 – T-RackS MAX収録プラグイン

T-RackS MAX

APIをモデリングしたプラグイン「EQ PA」「EQ PB」「EQ PG」

60年代後期から70年代初頭にかけてアメリカの主要スタジオでポピュラーであった名機APIをモデリングしたプラグイン・エフェクトがIK Multimedia『T-RackS MAX』に収録される「EQ PA」「EQ PB」「EQ PG」です。

長きに渡って数多くのレコーディングで使用されたAPI 550A・550B・560の古典的名機EQのモデリング・プラグインですが、APIの特徴でもあるオリジナル実機に搭載されていた伝統の「2520オペアンプ」の太くて暖かいサウンドが再現されています。

忠実にカーブが再現された「プロポーショナルQ」を備えていますので、バンドワイズを広くしたり狭くしたりすることが可能です。

ユーザー・インターフェイスの工夫であったり、M/S処理にも対応するなど、オリジナルのAPI実機よりも細かな音作りができるIK独自の機能も追加されています。

EQ PA

T-RackS「EQ PA」API 550Aをモデリングした「EQ PA」は、プロポーショナルQを備えた多目的タイプの3バンドのEQです。3バンドのEQセクションに加え、プリアンプ・バンドパスフィルターを装備しています。

各バンドにおいて12dBのゲインを提供し、HFまたはLFは「ピーキング・モード」または「シェルビング・モード」のどちらかを個別に「EQ PA」は選択することができます。

また、API実機は2dB/3dBの調整ですが、ゲインを1dB/1.5dBで調整することができるようになっています。

EQ PB

T-RackS「EQ PB」API 550Bをモデリングした「EQ PB」は、プロポーショナルQを備えたディスクリート・4バンドEQ/プリアンプです。

「API 550」や「API 550A」の能力を継承し、さらに1バンド追加してより広範囲な周波数制御が可能な「API 550B」はボーカル、エレキ・ギター、弦楽器などのトラックに最適で、芯のあるしっかりとサウンドを得ることができます。

低音域と高音域は「ピーキング・モード」と「シェルビング・モード」に切り替えることができ、自由度の高い音作りが可能です。

「EQ PA」同様にゲインを1dB/1.5dBで調整することができるようになっていますので、細かな音作りが可能です。

EQ PG

T-RackS「EQ PG」プロフェッショナル・エンジニアのあらゆるシチュエーションで役立つことを念頭に設計された「API 560」をモデリングした「EQ PG」は10バンド・グラフィックEQ/プリアンプです。

グラフィックEQは特定の音域をブーストしたりカットしたりする場合などに使用しますが、「EQ PG」もスネアドラムを強調したり、埋もれてしまったボーカル・トラックのサウンドを補正する用途などに使用します。

「EQ PA」と「EQ PB」同様にブースト/カットレベルが低い時は自動でフィルター帯域幅を広げ、高い時は狭めるプロポーショナルEQを「EQ PG」は搭載しています。

名機をモデリングしたプラグインのビンテージ・サウンドは「太くなる」というイメージがありますが、APIをモデリングした「EQ PA」「EQ PB」「EQ PG」のサウンドキャラは「骨太サウンド」になるだけでなく「なめらかなで上品に明るいサウンド」になります。

IK Multimediaのプラグイン・エフェクト「EQ PA」「EQ PB」「EQ PG」は『T-RackS MAX』に収録されています。

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