2019年07月にUJAMから演奏スタイルと演奏パターンを選択してドラム・トラックを作り上げてゆく「Virtual Drummer 2」がリリースされました。
一度「Virtual Drummer シリーズ」はVirtual Drummer シリーズ – UJAMのドラム音源で紹介していますので、このページではバージョン 2で搭載された新機能を紹介します。
Virtual Drummer 2 の新機能
主な「Virtual Drummer 2」の新機能は「MIDIフレーズのドラッグ&ドロップ」「マルチアウト対応」「新しいスタイル、プリセット/フレーズの追加」「強化されたミキサーセクション」です。
MIDIフレーズのドラッグ & ドロップ
やはり「MIDIフレーズのドラッグ & ドロップ」がメインとして捉えることのできるアップデートです。
UJAM「Virtual シリーズ」全般に言えることですが、サウンドの良し悪し以前に、自由度に欠けていました。
最近はロック&ポップス系のドラム音源は「ドラム専用のDTM音源 | おすすめソフトシンセ比較ナビ」でも紹介しているように非常に充実していて自由度も高いです。
そんな中で基本はパターンを選んで並べる感覚の「Virtual Drummer」はハッキリ言えば「時代遅れ」でした。
ワンショットのドラム打ち込みも「Virtual Drummer」はできますが、生命線であるプリセット/フレーズのエクスポートが出来なかったため、収録されているフレーズ活かした細かいドラムトラックの制作は一苦労でした。
今回バージョン 2では「MIDIフレーズのドラッグ&ドロップ」により、キックの位置も簡単に修正できますので、本当の意味での使い勝手の良いドラム音源になったと言えます。
新しいスタイルと新しいプリセットを追加
DAW上にMIDIフレーズのエクスポートが出来き、細かく編集することが可能となった「Virtual Drummer 2」ですが、今回のアップデートのもうひとつの目玉は30の新しいスタイルと150の新しいプリセットも含まれたことです。
新しいスタイルと新しいプリセットと、もともと定評のあるバージョン 1のプリセットで、自分の好きなドラムトラックを短時間で完成させることが可能です。
MIDIフレーズのドラッグ & ドロップはSteinbergの「Groove Agent」に近い感覚で使うことができます。
パターン作りだけでなく、現在のドラム音源でも必須だった「マルチアウト」にも対応しましたので、細かい編集とミキシングもできるようになったことも「Virtual Drummer 2」の特筆すべき点です。
Virtual Drummer 2 のラインナップ
Virtual Drummer 2「SOLID」「HEAVY」「PHAT」
ドラム音源「Virtual Drummer 2 シリーズ」のラインナップはバージョン 1と同様にポップスなどポピュラー系「SOLID」、ハードでストレートなロックビート「HEAVY」、ファンキーでアーバンな「PHAT」です。
各ライブラリの特徴はドラム音源「Virtual Drummer」で記載していますので、そちらを参照して下さい。
また、「SOLID」「HEAVY」「PHAT」の、すべてを収録する「Virtual Drummer 2 Bundle」もリリースされています。
日本語マニュアルが必要なソフトでもないので、間違っても割高の国内ショップでは購入しないことをオススメします。
詳細スペック、キャンペーン価格、バンドル製品などの情報は以下の「Virtual Drummer 2の詳細情報と最安値情報」で確認して下さい。
コメント