ギター老舗ギブソンが破産申請
昨年あたりから経営危機が何度か伝えられていましたが、アメリカのギター・メーカー「ギブソン」が2018年05月01日に事実上の経営破綻をしました。
このサイトで昨年の11月にCakewalk「SONAR」の開発中止とCakewalkブランドの消滅が発表されて記事にしましたが、想像した以上に業績が厳しい状況だったようです。
楽器ビジネスに専念
昨年、報道されていた負債額などを見てしまうと、経営破綻は仕方がないのかなとも思えてしまいますが、オーディオ機器など不採算事業から撤退し、楽器ビジネスに専念するとのことなのでギブソンのギターがなくなるわけではないようです。
本社が東京にあるギブソン傘下のティアックは「詳細を把握しておらず、当社株の持ち分比率が維持されるのかも不明だが、想定される当社への影響はわずかだ」とするコメントを出しています。
ギブソンが低迷したのはなぜ?
報道によるとアメリカの音楽市場では、ギターをあまり使わない「ヒップホップ」が人気を集める一方、ロック音楽が低迷し、エレキギター市場も縮小傾向が続いていたということらしいです。
また、オランダ・フィリップスのオーディオ事業や、日本の音響機器会社ティアックなどの買収を重ねビジネスを多角化が負債が膨らませ経営を圧迫していったようです。
間違いなくギターはフェンダーか?ギブソンか?という時代もありました。
わたしはギタリストではありませんが「フェンダー」と「ギブソン」はギター・キッズの憧れでしたので、すごく残念なニュースに思えてしまいます。
日本でギブソンというと松本孝弘
エリック・クラプトン、ジョン・レノン、ジミー・ペイジなど世界のミュージシャンがギブソンのギターを使用しています。
個人的に日本でギブソンと言うと真っ先にB’zのギタリストである松本孝弘さんが思い浮かびます。
ギブソンから1999年に日本人初のレスポールのシグネチャーモデルが発売され、国内でもニュースになりましたが、松本孝弘さんは「ギターが上手い」とかそういう次元を越えたギタリストです。
2018年03月に松本孝弘 シグネチャーモデル「Gibson Custom Tak Matsumoto Les Paul Standard Canary Yellow 2018」が150本限定で発売されるとニュースになっていたので、やはり今回のギブソンの報道は驚きました。
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