ブリテッシュ・ドラム&グルーヴ音源「London Grooves」
SampleTank 3のサウンド拡張ライブラリーは久々な感じがしますが、2018年04月にIK Multimediaからサウンド・コレクション「London Grooves for SampleTank 3」がリリースされました。
アコーステック・ドラム・キット & グルーヴ音源「London Grooves」は、4名の豪華なエンジニア&ドラマー陣とのコラボレーションによって制作されています。
尚、SampleTank 3の拡張 生ドラム音源は「Hugh Padgham Drums/ヒュー・パジャム」「Terry Bozzio Drums/テリー・ボジオ」「Billy Cobham Drums/ビリー・コブハム」「Neil Peart Drums/ニール・パート」あり、「London Grooves」で5タイトル目となります。
ブリティッシュ・ドラム・サウンド
SampleTank 3用「London Grooves」は2度のグラミー賞を受賞したエンジニアのキャメロン・クレイグ、フィリッポ・ガエターニとイギリスのベテラン・セッション・ドラマーのジェイソン・クーパー、ジェレミー・ステイシーを迎えて制作されたアコーステック・ドラム・キット & グルーヴ音源です。
ロック、ポップス、インディー・スタイルにもマッチする高品位なブリティッシュ・ドラム・サウンドを再現することできます。
ジェレミー・ステイシー(Jeremy Stacey)
ジェレミー・ステイシー(Jeremy Stacey)のドラム・レコーディングは彼の所有するTamaのフラッグシップ・モデルであるStar Mapleキットを22”、12″、13”、16”の構成で使用され「The Pool」で行われています。
シンバルにはIstanbul Agop、スネアにはTamaのStarphonic、ヴィンテージのSlingerland、ジェレミー・ステイシーのみが所有するWhite Rogers snareが使用されています。
ロンドン・サウンドの象徴的なスタジオのひとつである「The Pool」で行われたジェレミー・ステイシーのドラム・レコーディングでは、希少なEMTコンソールをはじめ、Altec、API、Urei、Tube-Tech、Chandler、Neve、ADLといったアナログ機材の名機を用いてサウンドの収録が行われています。
マイクもこだわりがあり、キックにはNeumann FET47s、AKG D30、タムにはNeumann U87s、オーバーヘッドにはSTC4038などの数々の名機が使用され、ヴィンテージのNeve 10 series pre/EQに接続されています。
ジェレミー・ステイシーはキング・クリムゾン、エリック・クラプトン、ライアン・アダムス、シェリル・クロウ、トム・ジョーンズなどの名盤のドラマーです。
ジェイソン・クーパー(Jason Cooper)
ザ・キュアーやデヴィッド・ボウイでドルムを叩いてきたジェイソン・クーパーによるレコーディングは、彼の所有するさまざまなドラム・コレクションをロンドンの「Narcissus Studio」に持ち込んで行われています。
「Narcissus Studio」で行われたジェイソン・クーパーのドラム・レコーディングでは、オーストラリアのドラム・メーカーのBrady kit、Ludwig 14×6” Black Beautyを基本とし、Noble、Cooley、Yamahaなど、さまざまなキック/スネア、Zildjianのシンバルが使用されています。
収録マイクはヴィンテージからモダン・モデルまで使用され、プリアンプはNeve 1064 pre/EQ、UA 610、Analogue Addicts、Sontronic Sonora II preampなどが使用されています。
凄いバンドル製品がIK Multimediaから2018年03月に発売されましたが、残念ながら「London Grooves」は収録されませんので別途購入する必要があります。
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