iWAVESTATION – KORGのWAVESTATIONを再現できるiOSアプリ

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KORGからWAVESTATIONを再現したiWAVESTATIONが登場

コルグから90年代のシンセサウンドを再現することのできるiPad / iPhone用のiOSアプリ『iWAVESTATION』が2016年12月にリリースされました。

1990年に発売されたアドバンスド・ベクター(av)音源搭載のハード・シンセサイザーKORG「WAVESTATION」を完全再現してソフトウェア化したのが『iWAVESTATION』です。

コルグの「M1」と「Triton」は大ヒットしたハードシンセなので馴染みのある人も多いと思いますが、コルグのデジタルシンセの歴史のなかで、時期的に「M1」と「Triton」の中間くらいに「WAVESTATION」は位置していると、個人的には記憶があります。

直感的な音作りと収録サウンド

KORG-WAVESTATION画像1当時のハードシンセは「WAVESTATION」に限らず、エディット画面の行き来したりするのにも時間がかかります。

DTMが普及する前の時代ですので、現在ソフトシンセで行っているような直感的な音作りは無理です。

コルグのほうでも認めていますがハードシンセ時代の「WAVESTATION」は、特にエディット構造が複雑で、音作りが困難なモデルでしたので、当時、音作りにストレスを感じていた人も少なくないはずです。

そのせいか、敬遠する人も多かったため、このシンセがヒットしたという記憶は残ってないです。わたしもマニュピレーターではありませんので、興味はありましたが、生楽器系の音が少ないイメージと、当時は必要以外の機材を購入することのできるほどの、お金をは持っていないことを理由に「WAVESTATION」は敬遠しました。

しかし今回登場した『iWAVESTATION』では新たにグラフィカルなインターフェイスが採用されていて、グラフィカルにサウンドをコントロールすることができますので、エディット性が向上しているというより、サウンド以外は別物で直感的な音作りが可能になっています。

デザインは一新されていますが「WAVESTATION」「WAVESTATION A/D」「WAVESTATION SR」のシリーズ全モデルをカバーする膨大なプリセットや波形を内蔵しています。

またアプリ内課金で追加することのできるWAVESTATIONに100以上の波形と、オプションで販売されていた6 種類のPCM/プログラム・カードとKORG Legacy Collection で新たに追加された「KLC カード」のサウンドも収録している「WAVESTATION Expansion Card Pack」(600円)を入れるとトータル1,500を超えるプリセット・サウンド、700以上の波形、55のエフェクトを駆使したサウンドメイクをすることができます。

KORG Gadgeのなかでも使用可能

KORG-WAVESTATION画像3世界中で大ヒットしている「KORG Gadget」のなかでも、バージョン 2.9(コードネーム:Fremont)の新機能の新のガジェット「Milpitas」として「iWAVESTATION」は使用可能となります。

わたしも「KORG Gadget」を所有しているのですが、あまり使用していません。「KORG Gadget」をかなり使いこなしている人にはかなりオススメだと思います。

また「nanoKEY」「StudioとmicroKEY Air」 などMIDIキーボードに力を入れているコルグですので、MIDIキーボードと接続して、iWAVESTATIONを外部音源にすることも当然可能です。


iOS 9.3以降を搭載したiPhone 5以降/iPad 2以降/すべてのiPad mini/iPad Pro/iPod touch第6世代以降に対応しています。

App Storeでの価格は3,600円です。KORGのiOSアプリはキャンペーンを実施しているときもよくありますので、ぜひ確認してみてください。

> 『iWAVESTATION』の公式情報と最安値情報

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