MIPA 2017でノミネート&受賞したDTM/DAW関連ツール

MIPA アワード 2017

MIPA2017 DTM/DAW関連ツール

2017年04月にドイツで開催されたMusikmesse 2017の『MIPA アワード 2017(Musikmesse International Press Award)』で下記のDTM関連製品がノミネート&受賞しました。

定番のツールから、今後、定番になりそうなツールがMIPA アワード 2017にノミネート&受賞をしています。

Recording Software 部門「Cubase Pro 9」

Cubase9ラインナップRecording Software 部門にノミネートされたDAWソフトは「Steinberg Cubase Pro 9」「Bitwig Studio 2」「Propellerhead Reason 9」です。

予想通り完成度の高い「Cubase Pro 9」が最優秀賞に選ばれましたが、MIPA2016で「Cubase 8.5」、MIPA2015で「Cubase Pro 8」、MIPA2014で「Cubase 7/7.5」が最優秀賞を受賞していますので、『Cubase シリーズ』は4年連続の受賞です。

「Cubase シリーズは2017年も確実に基準であり安泰です」と「Cubase 9へ全グレードがメジャーアップグレード」で書きましたが、他のDAWもコードトラックを搭載しないと勝負にならないほど「Cubase」はできが良いです。

ノミネートされた「Bitwig Studio 2」は04月に国内でもパッケージ版が発売されましたので、今年試してみようと思っています。

また「Reason 9」ですが、日本国内だと「DP9」と同様に過去のイメージが付いていますが、「DP9」も「Reason 9」、全然現役で使われているソフトです。

Mobile Music App 部門「Cubasis 2」

Cubasis 2 画像「Steinberg Cubasis 2」「Korg Gadget」「GarageBand」が「Mobile Music App」にノミネートされました。

昨年は「Korg Gadget」がこの部門を受賞しましたが、2017年のMIPAでは、「Cubasis 2」が最優秀賞に選ばれました。

「Cubase Pro 9」も受賞していますので、Steinbergは音楽制作ツール部門2冠ですが、個人的には以前書きましたが、マーカートラックを搭載して欲しいです。

今後、コードトラックが「Cubasis 2」に搭載されると、完全にiPadでは、他のアプリは太刀打ちできなくなる可能性があります。

Software-Instruments 部門「Komplete 11」

ノミネートされた「Arturia V Collection 5」「Spectrasonics Keyscape」「Native Instruments Komplete 11」のなかから最優秀賞に選ばれたのは「Native Instruments Komplete 11」です。

約2年ぶりに「KOMPLETE 11」にバージョンアップしましたが、やはり定番であるので強いイメージがあります。

IK Multimediaのベース音源「MODO BASS」あたりをノミネートしても良かったと思いますが、IK製品はMIPAとはあまり縁がありません。

また、個人的に使い倒すほどは使用していませんが「Arturia V Collection 5」は非常によくできているソフトシンセです。

Audio Processor 部門「iZotope Neutron」

Audio Processor 部門にノミネートされた「Zynaptiq WORMHOLE」「iZotope Neutron」「Chandler RS124」のなかから最優秀賞に選ばれたのは、日本でも発売時に話題になりましたが「iZotope Neutron」です。

わたしも「Neutron」を所有していますが、一言で言うとミックスの方向性を出してくれる魔法のプラグインです。

他のEQを使用するときも「Neutron」のEQの解析結果を参考にしたりすることもできますので、持っていて損はないエフェクターだと思います。

個別のパートだけでなく、2ミックスの解析もできますのでマスタリング時も使用することができます。

このサイトでも「Neutron」は近いうちに特集ページを作ろうと思います。

また、日本ではまだマイナーですが、マルチエフェクト「Zynaptiq WORMHOLE」も、なかなか魅力的なプラグインです。

「Chandler RS124」は1960年代のザ・ビートルズの録音で活躍した真空管コンプレッサーを公式に復刻して改良した コンプレッサーです。

とにかくDAWソフトは「Cubase Pro 9」が強いです。よくよく考えると、コードトラックを使い始めてから、以前は紙に書いていたコード進行を書くことがなくなりました。個人的に、昨年発売されたツールで一票入れるのなら、次世代のミックスダウンを感じさせた「iZotope Neutron」に入れます。

DAW創世記から音楽をやっている人間で、ミックスで悩んだことのある人間なら、「iZotope Neutron」がどれだけ素晴らしい夢のツールであるかがわかると思います。

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