エントリーユーザー向けのMAGIX 動画編集ソフト「Movie Studio 16 シリーズ」が、2019年05月23日にソースネクストよりリリースされました。
最上位版の「Movie Studio 16 Suite」には、新たに$615相当の豪華プラグイン7本パック「NewBlue Supreme Package」が収録されています。
2019年06月07日より「Movie Studio 16 パッケージ版」も販売が開始で、パッケージ版のみガイドブック付属版もあります。
Movie Studio 16の新機能
通常版「Movie Studio 16」と上位版「Movie Studio 16 Platinum」は価格以上の機能差があります。
全ラインナップ共通の新機能
VEGAS Movie Studio 16の全ラインナップ共通の新機能は「ガイドに従って動画や音楽を入れるだけで作品が完成」「簡単編集モードで迷わず編集が進められる」「ストーリーボードを使ってすばやくラフに編集ができる」。
「動画素材のサムネイルをマウスオーバーするだけで素早く中身を再生」「編集に変化を加えるたびに、自動的に保存」「複数を一度にプレビューできる」などです。
上位版「Movie Studio 16 Platinum」以上の新機能
上位版「Movie Studio 16 Platinum」以上の新機能は「映像中の動くオブジェクトを自動で正確に追跡できるモーション・トラッキング」。
「ベジェ・マスキングで映像の一部をプレビュー画面上で簡単かつ自由に選択できる」「簡単かつ綺麗に360°映像を編集できる」などです。
2018年に「Vegas Pro 16」で搭載された「小惑星化(タイニー・プラネット)」が搭載されましたので、360°動画を円形にして惑星のように見せることもできます。
Movie Studio 16のラインナップ
VEGAS Movie Studio シリーズには「通常版」「上位版」「最上位版」の3つのラインナップがあります。
プロ仕様の動画ソフト「VEGAS Pro 16 シリーズ」はバンドルソフトの違いだけですが、「Movie Studio 16 シリーズ」は最大ビデオトラック数にしても「通常版」と「上位版」では機能差がありますので、各ラインナップの違いをチェックする必要があります。
通常版「Movie Studio 16」
基本の動画編集ができる通常版「Movie Studio 16」ですが、バンドル製品は、オーサリングソフト「VEGAS DVD Architect」とフォトムービー用テンプレートのみです。
ビデオ関連の新機能で新たに搭載されたのは「映画風 色補正(オートルックス)」のみとなります。手ぶれ補正やモーション・トラッキングも上位版以上の機能のため使うことができません。
編集機能の新機能は「インタラクティブ・ストーリーボード編集」「リアルタイム自動保存」「再設計されたプラグインウィンドウ」「プロジェクトメディアのホバー・スクラブ」「プロジェクトメディアのサムネイル拡大縮小」「プロジェクトメディアのイン/アウトポイント」。
「複数の選択したメディアのプレビュー」「トラック削除時に警告(誤消去の防止)」「レンダリングのキャンセル時に確認」「カーソル位置以降の映像をまとめて選択」「イベントの空白部分を簡単に詰める」です。
正直なところ通常版「Movie Studio 16」は上位版に比べて機能差がありすぎますし、他社製OpenFXプラグインの利用することができませんので、長く使用する方は上位版「Movie Studio 16 Platinum」以上がオススメです。
> 通常版『Movie Studio 16』の詳細情報と最安値情報
上位版「Movie Studio 16 Platinum」
高度な動画編集ができる上位版「Movie Studio 16 Platinum」は、当然ですが、通常版の新機能はすべて使用することができます。他社製OpenFXプラグインの利用をすることも可能です。
上位版以上の「Movie Studio 16」のビデオ関連の新機能で新たに搭載されたのは「ベジェ・マスキング」「モーション・トラッキング」「小惑星化(タイニー・プラネット)」です。
編集機能の新機能は「360°ビデオの編集 」「プロジェクトの自動バックアップ」「イベントの長さを表示」「ビデオ/音声ストリームを復活」「メディアFXインジケーター」「一時的にイベントグループを無視」です。
新たに400を越えるテンプレートを使い、本格的なビデオタイトルを作ることのできるタイトル作成ソフト「Heroglyph V4 LE」が「Movie Studio 16 Platinum」には、バンドルされるようになりました。
わたしは製品版の「Heroglyph V4」を所有していますが、見てるだけで楽しくなるかなり格好よい文字入力ができます。
> 上位版『Movie Studio 16 Platinum』の詳細情報と最安値情報
最上位版「Movie Studio 16 Suite」
上位版と最上位版の違いはバンドルソフトで、ビデオ編集機能などに関しては違いがありません。
作曲ソフト「ACID Music Studio 10」とサウンド編集ソフト「Sound Forge Audio Studio 10」の音の編集やBGM作りもできるソフトがバンドルするだけでなく、タイトル作成ソフト「NewBlue Titler pro 7 Express」、モーションロゴテンプレート「NewBlue Fluid Collection」、プラグイン集「NewBlue Supreme Package」が「Movie Studio 16 Suite」にバンドルされています。
$615相当のプラグイン集「NewBlue Supreme Package」には、色効果フィルター「NewBlue Essentials 5 Volume3」、トランジション効果集「NewBlue Transitions 5 Ultimate」、クロマキー合成「NewBlue Chroma Key pro」。
アニメ風フィルター「 NewBlue Cartoonr Plus」、映画風ロゴテンプレート「NewBlue Cinema Collection」が収録されています。
クロマキー合成「Chroma Key Pro」は背景を素早く切り取り異なる背景を合成できます。
ハリウッド映画のような高品質なタイトルを「Cinema Collection」はテンプレートから選んで簡単に作れます。
タイトル作成ソフトは非常に充実していますので、上位版「Platinum」に収録されている「Heroglyph V4 LE」は最上位版「Movie Studio 16 Suite」にバンドルされていません。
> 最上位版『Movie Studio 16 Suite』の詳細情報と最安値情報
動画だけでなく音楽にしても、ソースネクスト価格で、プラグインだけを販売してくれるようになった良いなと思います。
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