KX シリーズ – YAMAHAのUSB-MIDIキーボード

YAMAHA KX61
DTMユーザーに特化したYAMAHA「KX シリーズ」は音源を搭載していないのUSB-MIDIキーボードです。

現在は生産完了品ですが「CUBASE AI」をバンドルしていましたので、まだツールを持っていない初心者のなかにも導入した人が多かった製品です。

また、初心者だけでなく、ヤマハのシンセのキータッチや機能を好んでいた人たちで、音源部分は必要ない人たちにもアルペジエーターを搭載していたので「KX シリーズ」は好評でした。

YAMAHAのMIDIキーボード「KX シリーズ」

KX シリーズのラインナップ

YAMAHA KX49
2008年に発売されたYAMAHA(ヤマハ)のUSB-MIDIキーボード『KX シリーズ』はアルペジエーターを搭載していて、DAWソフトとの連携機能をベースにスムーズな音楽制作環境をUSBケーブル1本で実現することができるのが特徴です。

ラインナップは25鍵盤の「KX25」、49鍵盤の「KX49」、61鍵盤の「KX61」、88鍵盤の「KX8」がありました。

現在YAMAHAではDTM向けMIDIキーボードだと、音源を搭載していない製品はありませんので、YAMAHAのMIDIキーボードをDTMで使いたい場合は「MX49」などの価格の安いシンセサイザーが候補に上がってきます。

YAMAHAのシンセサイザー「MX49」「MX61」は音源を搭載していますが「CUBASE AI」も付属していて連携もできます。

アルペジエーターを搭載

YAMAHA KX25
USB-MIDIキーボード『KX シリーズ』の大きな魅力は何と言ってもアルペジエーターを搭載しているところです。一番鍵盤数が少なく、価格も安かった25鍵盤「KX25」にもアルペジエーターを搭載していました。

アルペジエーターにより、楽器とスタイルを選択して鍵盤を抑えるだけで、さまざまなスタイルの演奏やMIDI入力が可能です。指1本で鍵盤を押さえるだけで曲作りを楽しむこともできます。

はじめてDAWソフトを使用してMIDIデータを作成する方は、楽器のフレーズをリアルにシュミレートすることができなくて悩むと思います。

しかし、300種類以上の豊富な音楽フレーズが『KX シリーズ』には内蔵されていたので、付属する「CUBASE AI」と連動させることによりスムーズに音楽制作を始めることができました。

CUBASE AI 4がバンドル

YAMAHAのUSB – MIDIキーボードの『KX シリーズ』には、STEINBERG のDAWソフト『CUBASE シリーズ』の「CUBASE AI」がバンドルされていました。

バンドルされていたのは「CUBASE AI 4」で、Windows/Macintoshに両対応していて、48のオーディオトラックと64のMIDIトラックを取扱うことができました。

VSTプラグインとの互換性も確保

最低限のソフトシンセやエフェクターも「CUBASE AI 4」には搭載していて、VSTプラグインとの互換性も確保されていました。

本体である『KX シリーズ』自体にも、アルペジエーターを搭載していて、ドラム、ギター、ベース、キーボードなどの342種類の豊富な音楽フレーズが内蔵されているので、MIDIデータの作成する作業のときに『KX シリーズ』は活躍しました。

発売された2008年時点だと他社のUSB – MIDIキーボードよりも『KX シリーズ』はアルペジエーターを搭載していたので価格が多少高いです。

ただ個人的には機能面で見るとアルペジエーターを搭載している『KX シリーズ』は当時発売されていたUSB – MIDIキーボードのなかで最も魅力のある製品でした。

特に鍵盤楽器を弾くことができない初心者の方や、鍵盤楽器が苦手なギタリストの方などに、『KX シリーズ』はオススメでした。

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