SONARシリーズの存続 – Cakewalkは生きています

BandLabファミリー「Cakewalk SONAR」

CakewalkがBandLabファミリーになりました

2018年03月22日にBandLab Teamから「Important Cakewalk News」というメールが届きました。

「Cakewalk is very much alive!(ケークウォークは生きています)」と「CakewalkをBandLabファミリー迎え入れた」などがメールのなかで記載されていますので、SONARシリーズの存続は間違いないと思います。

<2018年04月05日追記>
昨日記事を書いたばかりですが、2018年04月04日から「Cakewalk by Bandlab」という名前で無償配布となりました。

現時点では日本語対応されていないのと、プラグインが少ないですが、間違いなく「SONAR Platinum」であり、VST3/VST2のプラグインには対応していますので、最強の無料DAWであることは間違いありません。

> Cakewalk by Bandlabのサイト

BandLabアカウントを作成

SONARユーザーは過去の購入履歴や所有履歴を確実に把握するために「BandLabアカウントを作成することが重要」です。

また「将来的に適切なアップグレードまたはクロスグレードを確実に受けるために、可能な場合はCakewalk製品に使用したのと同じ電子メールでBandLabにサインアップしてください。」と書かれています。

Cakewalk アカウントと同じメールアドレスで、BandLabにすでにサインアップしているCakewalkユーザーはCakewalk IDにはすでに新しいBandLabアカウントにタグが付けられていますので、何もする必要がないようです。

一応、わたしは偶然ですが昔、Cakewalk アカウントと同じメールアドレスでBandLabに登録していました。

今回、わたしのところにBandLab Teamからメールが来ていますので、すでにCakewalk IDとBandLabアカウントが関連付けられた気がします。

BandLabはPC環境とタブレット環境で使用できますので、正式なアナウンスがあってからでも良いと思いますが、SONARユーザーは「BandLabアカウントを作成」しておくと良いと思います。

DAWユーザー争奪戦

昨年「SONAR開発中止Cakewalkブランドは消滅 – ユーザーは乗り換えるべきか?」で記事にしましたが、SONARシリーズの存続は純粋に嬉しいです。

「Studio One 3」「Cubase Pro 9.5」などクロスグレードキャンペーンを行っていましたが、移行した人も「SONAR存続ならクロスグレードしなければ良かった」という人は少ないのではないかと思います。

あくまでもDAWはツールなので、一つのソフトで作品を完結させる必要はまったくなく、MIDI打ち込みは「Cubase」や「SONAR」でやって、ミックス以降は「Studio One 3」というやり方が効率的な人もいると思います。

新規ユーザーを獲得で順当だったのは「Studio One」ではないかと思います。イロイロと使い勝手が違ったりというところはありますが、シームレスにマスタリングができたり、価格も親切でしたので購入して損はなかったと思います。

SONARを使っていた人なら間違いなく気づいたと思いますが、評判通り「Studio One」は音が良いです。また、2018年01月にリリースの「Studio One 3.5.5」で「SONARキーボードショートカットのテンプレート」が追加したりとメーカーのSONARユーザーを迎え入れる姿勢も非常に良かったです。

個人的には、まさか「DP」がクロスグレードキャンペーンをやるとは思っていませんでした。(こんなお得なMOTUは記憶にないです。)DPユーザーの新バージョンへのバージョンアップと同価格でのクロスグレード価格でしたから、かなりお得だったと思います。

逆にコケタ感じがしたのは3万円を越えるクロスグレード価格だった「CUBASE」です。もともと「SONAR ユーザー」は「CUBASE」と徹底的に比較した上で「SONAR」を選択しているので、この金額で「CUBASE」に移行するということは、ちょっとした敗北感があるのではないかと思います。

どのくらいのユーザーが移行したのか個人的に気になりますが、ケチでもなんでもなく3万円を越えると、ソフトシンセやプラグインエフェクトを購入したほうが良いのでは?と考えるのが当然です。

ただ「CUBASE」は素晴らしいソフトですので、この金額でフルバージョンを購入できた人は、使っているうちに敗北感は遠くに吹き飛ぶと思います。

ギブソンのSONAR開発終了発表後のユーザーへの誠意のない対応は「企業としてどうなの?」と感じた人も少なくないのではないかと思います。

他の製品も販売しているのにも関わらず、こんな対応をしていたら、誰もギブソンブランドの製品など購入しなくなるのは当然です。

それはさておき、Cakewalkをファミリーの一員として迎え入れたBandLabには、がんばって欲しいです。

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