FabFilter Pro-C2 – プロが信頼する優秀コンプレッサー

FabFilter Pro-C2 画像1

コンプレッサー FabFilter Pro-C2の特徴

ちょうど1年くらい前から仕事でも使用していますが、最近のお気に入りで信頼しているコンプレッサーがFabFilterの『Pro-C2』です。

ベース、ドラム、ボーカルだけでなく、トータルコンプや、Mid/Side の処理もできますのでマスタリング時のコンプとしても良い結果を出してくれる優れたプラグイン・エフェクトです。

8種類のコンプレッサースタイル

FabFilter Pro-C2 画像2操作感が非常に良いのも『FabFilter Pro-C2』をお気に入りにしている理由のひとつなのですが、重要なのは当然サウンドになります。

『FabFilter Pro-C2』は選択することができるコンプレッサースタイルが8種類あり、サウンドキャラクターはどれも素晴らしい品質の高いコンプサウンドです。

搭載されるのは「Clean」「Classic」「Opto」「Vocal」「Mastering」「Bus」「Punch」「Pumping」の8種類のサウンドキャラクターです。

名前そのものなので説明するまでもないと思いますが、分かりやすいところで書くと「Clean」とビンテージスタイルの「Classic」でも、当然サウンドは大きく違い、まったく別のコンプを立ち上げている感じになります。

簡単に言うと『Pro-C 2』は、ひとつのプラグインに8種類のコンプを搭載しているのと同じです。EDMに最適な「Pumping」も搭載されていますので、このコンプのみで、さまざま用途で使用することができます。

ボーカル用、Busコンプ、マスタリング用のコンプとしても使用することができますので、最近はミックス時の決まりごとを決めているトラック以外は一番初めに立ち上げるコンプレッサーになっています。

プラグイン技術も大きく進化していることを実感

ずっとWAVES「Renaissance Compressor(ルネッサンス・コンプレッサー)」をメインのコンプレッサーに使用している人もいると思います。

確かに「Renaissance Compressor」は良いコンプだと思いますが、時代的に考えたときに限界がありますので、ミックスがいつも似たような感じになってしまうのが悩みになってしまっている人もいるのではないでしょうか?

そんな人にも『FabFilter Pro-C2』はオススメのコンプレッサーで、時代とともにプラグイン技術も大きく進化していることを実感することができます。

Pro-C2は簡単でわかりやすいコンプ

FabFilter Pro-C2 画像3知識がなくても使えてしまう「Renaissance Compressor」に頼りきりで、コンプの使い方をあまり覚えなかったという人には『Pro-C2』のインターフェイスは難しそうに見えるかもしれません。

わたしはプロのサウンドエンジニアの人にススメられて購入したのですが、はじめて立ち上げたとき「とっつきにくいかな?」と思ったのですが、数分で『Pro-C2』がすごく簡単でわかりやすいコンプだということを理解しました。

「Renaissance Compressor」のようにAUTOボタンでAuto Release(オートリリース)を使用することもできますし、Auto Gain(オートゲイン)もあり、直感的に狙ったコンプ効果を得ることができる優れたプラグイン・エフェクトです。

サイドチェインも搭載していますので、4つ打ちの曲などでよく使われる「キックとベースの合わせ技のテクニック」のひとつの、ベーストラックに『Pro-C2』を立ち上げて、キックのシグナルを送ることも当然できます。

EM誌の「The 2016 Editors’ Choice Awards」などにも選出されているので、世界的にはかなりメジャーな『FabFilter Pro-C2』ですが、個人的にもっと早く使っておけば良かったと思います。

ここでは書ききれませんでしたが、RMSの数値の割に音圧感が出てない人はマスタリング時のコンプとしても『Pro-C2』はM/S処理もでき、非常に優秀ですので試してみると良いでしょう。

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