Addictive Drums 2で手軽にクオリティーの高いドラムトラック
XLN Audioのソフトシンセ『Addictive Drums 2』は手軽にクオリティーの高いドラムトラックを完成させることができる、拡張ライブラリも充実している世界的に人気のある定番のドラム音源です。
数多くのヒット曲にも使用されているドラム音源『Addictive Drums 2』はドラムセット・キット「ADpak」、MIDIパターン集「MIDIpak」、ドラムピース・キット「Kit piece」を別途購入して追加してゆけるのも魅力のひとつです。
Addictive Drums 2は、DAWスタイルの「ドラム専用のDTM音源 | おすすめソフトシンセ比較ナビ」でも紹介しています。
軽くて高音質、MIDIパターンも豊富
動作が非常に軽くて、高音質というだけでなく、プリセットやリズム・パターンも豊富に収録されていることが、VST、AU、AAX等のプラグイン規格に対応する『Addictive Drums 2』の大きな魅力です。
他の定番となっているドラム音源と比べても動作が非常に軽いため、パソコンのRAMメモリは8GBあれば、間違いなくストレスない作業ができます。
プリセットやDAWのMIDIトラックにそのままドラッグ&ドロップすることができるMIDIパターン集も豊富です。
昔、スネアドラムのゴーストノート打ち込みはリアルなドラムトラックには欠かせない重要なテクニックの一つだったのですが、『Addictive Drums 2』には、しっかりとゴーストノートのMIDIパターンも収録されていますので、かなりリアルなドラムトラックがドラッグ&ドロップだけでも完成します。
2014年05月にリリースされた『Addictive Drums 2』で「新サウンド・エディット機能」「ワークフローの充実」「新しいリズムパターンの作成ツール」などが追加され、前バージョンよりもさらに使いやすくなっています。
素早くリアルなドラムトラックを完成させる
まず、ドラムキットを作成する「KITページ」で自分の使いたいドラムキットを作成して、次に検索機能も優れている「BEATSページ」でリズムパターンを視聴します。
プロが演奏しているのでかなり良く出来ていますが、そこで気に入ったパータンをDAWにドラッグ&ドロップするだけで、かなりのドラムトラックが仕上がります。
そして各ドラムパーツのOH LEVELやRoom Levelの調整もできる「EDITページ」でサウンド調整してあげれば、納得のドラムトラックが完成します。
また空間系エフェクターはミックス時にプラグインエフェクトを使用するので不要という人もいると思いますが「FXページ」には「DELERB」という音の余韻などを調整できるエフェクターがあり、リバーブ等も掛けることができます。
このように打ち込みの知識がなくてもリアルなドラムトラックが完成しますので、『Addictive Drums 2』で重要なのはプロデューサー感覚になります。
充実のドラムセット・ライブラリ「ADpak」
購入するエディションで選ぶことができる数が違いますが、自分で好きなドラムセット・キット「ADpak」、ドラムパターン集「MIDIpak」、ドラムピース・キット「Kit piece」を初めに選ぶことができます。
もちろん、別途購入して追加してゆけますが、ずっと使ってゆくものですので、今後「ADpak」の追加予定のない人は特に慎重に選びましょう。
わたしが好きな『Addictive Drums 2』のドラムセットは、バージョン 1でも定評のあった即戦力のポップスやロックのドラムサウンド「Studio Pop」、パワフルなアメリカン・ロックサウンドに最適な「FAIRFAX Vol.1」、United Recordingsスタジオで収録された「UNITED POP」の3つです。
ハウス、テクノのようなダンス系の音楽を制作している人は80年代のドラムマシンのサウンドを収録した音源「Reel Machines」もあります。
現時点でのラインナップ
2014年05月にリリースされたときの『Addictive Drums 2』のラインナップは「Artist Bundle」「Producer Bundle」「XXL Studio Bundle」の3つでしたが、2017年に調べましたが「Addictive Drums 2 Custom」「Addictive Drums 2 Custom XL」「Addictive Drums 2 Creative Collection」などのラインナップに変わっています。
好きな「ADpak」「MIDIpak」「Kitpiece Pak」を3つずつ選ぶことができるのが「Addictive Drums 2 Custom」で、6つずつ選ぶことができるのが「Addictive Drums 2 Custom XL」です。
現在はCakewalkのDAWソフトである最上位版「SONAR PLATINUM」に付属するのは「Addictive Drums 2 Producer Bundle」ですが「Addictive Drums 2 Custom」と同様に好きな「ADpak」「MIDIpak」「Kitpiece Pak」を3つずつ選ぶことができます。
標準版の「SONAR PROFESSIONAL」は「ADpak」が一つですので、結局は買い足さなくてはいけなくなると思いますので、ドラム音源が弱い人は、あらかじめ最上位版の「SONAR PLATINUM」を購入しておいたほうが良いでしょう。
また「Addictive Drums 2 Creative Collection」は「Black Velvet」「Fairfax Vol.1」「Fairfax Vol.2」「Session Percussion」「Vintage Dry」「Reel Machines」の6つの「ADpak」と3つの「MIDIpaks」が収録されています。
ただし、自分でサウンドを選ぶことができませんので「Addictive Drums 2 Custom XL」のほうが個人的にはオススメです。
キャンペーン時などの価格は1万円代前半まで落ちましたので、軽くて高音質の『Addictive Drums 2』は長く使うことができるのでオススメです。
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