Studio One 4.6でAmpire XTに進化 – 第06回 Studio One ガイド

Studio One 4.6「Ampire XT」画像1
2019年12月に「Studio One 4.6」へアップデートされましたが、そのなかの目玉は一新されたギター・アンプシミュレーター「Ampire」です。

全面的に再設計された第三世代「Ampire XT」のPedalboardはスタンドアロンのエフェクト・プラグインとしても動作します。

Ampire XTの特徴

アンプシミュレーターの入門プラグイン

Studio One 4.6「Ampire XT」画像3

ギター/ベースアンプモデル、コンボリューションモデルのスピーカー・キャビネットを取り揃えるアンプシミュレーター「Ampire XT」は、さまざまな前後マイク位置とエフェクトストンプボックスを使用することができます。

ギター用アンプシミュレーターの比較で紹介しているIK Multimedia「AmpliTube 4」や、Positive Grid「BIAS AMP 2」などのオススメ定番のアンプシミュレーター使用している人は、DAWソフトにバンドルしているプラグインは使用しないと思います。

わたしも何度か立ち上げたことはありますが、「Ampire」自体をほとんど使ったことがありませんが、アンプシミュレーターの入門プラグインとしては、かなりしっかりとしています。

Ampire XT Classics

Studio One 4.5以前のバージョンを使用していた人で、しばらく旧バージョンが必要という人には下位互換性のための独立した「Ampire XT Classics」が用意されています。

「Studio One インストール」もしくは「MyPreSonus」から「Ampire XT Classics」はダウンロードすることができます。

Ampire XTのアンプ/キャビネット/ストンプ

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アンプ

収録されているアンプは「MCM 800」「Dual Amplifier」「VC30」「Blackface Twin」「Amp STV」の5種類です。

PreSonusによると入手困難なアンプやミリオンヒットの楽曲に使用されたアンプ5機種を入手し、PreSonusのState Space Modeling テクノロジーを用いて回路の動作を末端のコンデンサーに至るまで精密にエミュレートしたとのことです。

スピーカー・キャビネット

5つの新しいキャビネット・インパルス・レスポンスを作成され、トータルで16種類のクラシック・キャビネットとなりました。

選択したキャビネットにより「コンデンサーマイク」「リボンマイク」「ダイナミックマイク」が切り替わります。

ストンプボックス

Ampire XTで「Tube Dreamer」「MP Ninety」「FAT」「Big Fuzz」「PAE Chorus 1」no5種類のクラシックなストンプボックスも追加モデリングされて収録されました。

旧バージョンの「Wah-Wah」「Equalizer」「Tube Driver」「Modulation」「Pan」「Tremolo」「Delay」「Reverb」と合わせて計13種類のストンプが収録されています。

「AmpliTube 4」や「BIAS AMP 2」などの定番アンプシミュレーター使用している人は、「こんなものか」くらいの感想かもしれませんが、今までアンプシミューレーターを使用したことがない人が、「Ampire XT」を使用すると感動があると思います。

サードパーティー製の定番アンプシミュレーターと比べる自体がナンセンスですが、「Ampire XT」は普通に使えるレベルはあります。

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