AMD Ryzen プロセッサーの実力と評判
ここ数年はパソコン用のマイクロプロセッサーはインテルとAMDの2強ではなく、インテルの一人勝ちと言っても間違いない状況でした。
しかし新しい「Zen(ゼン)」マイクロアーキテクチャを採用した2017年03月に発売されたAMDの新プロセッサー「Ryzen(ライゼン)プロセッサー」は好評で、AMDの復権とも言われています。
高性能かつ高効率化を実現
簡単に「AMD Ryzen プロセッサー」の性能のことを書くと「8コア16スレッドによる処理能力」「動作クロックと電力を高い精度で管理」「高い処理効率を実現するCPU」などです。
注意点として処理能力は最上位の「Ryzen7」は8コア16スレッドですが、「Ryzen5」は4コア8スレッド、「Ryzen3」は4コア4スレッドとなり、内蔵グラフィックス機能はありません。
高性能かつ高効率化を実現した「Ryzen プロセッサー」のパフォーマンスはインテルのCore i シリーズと比較した「ベンチマークデータ」で見ると、ほとんど同等のデータが出ています。
内蔵グラフィックス機能はありませんのでグラフィックカードを組み合わせが重要になりますが、価格はAMD製のCPU「Ryzen プロセッサー」のほうがインテルよりも圧倒的に安いので、注目を集めるのは当然と言っても間違いではないでしょう。
パソコンの買い替え頻度
冒頭に「インテルの一人勝ち」と書きましたが、これはタブレットPCやスマホの普及に伴い、デスクタイプにしてもノートタイプにしても売上が低迷して、需要が減ってしまったことも非常に大きいです。
また、以前は2〜3年で買い替えという人も多かったと思いますが、Intel Core i シリーズが登場した後のパソコンは、4〜5年間、現役で使ってもパワー不足を感じることが、ほとんどなくなりました。
そのため、ゲーミングPCやクリエイティブ系の専門職でもない限り、買い替えずに4〜5年現役で使っても、物足りなさを感じなくなったのも「インテルの一人勝ち」の状況を作り出したのではないでしょうか?
BTOパソコンショップでの評価
CPUの性能のことを言われても、よくわからないという人が多いのは当然のことで、長く使うものだからインテルのほうが安心という人が多いのもわかります。
ただ「AMD Ryzen プロセッサー」搭載のパソコンのリーズナブルな価格は、かなりの魅力なので、迷ってしまう人も多いと思います。
そんなときに指針になるのが、このサイトでも以前「マウスコンピュータ」を紹介しましたが、BTOパソコンショップです。
マウスコンピュータ、ドスパラ、パソコン工房などをはじめとする人気のBTOショップは特集ページであったりキャンペーンを行っているところも多数あります。
BTOパソコンショップでも人気のプロセッサーを搭載するPCをプッシュするのが当たり前ですが「AMD Ryzen プロセッサー」を搭載するPCにも、かなりの勢いがある感じです。
保証内の故障は、往復で掛かる送料も馬鹿にはなりませんので、どのショップも痛いため、質の悪いプロセッサーを搭載するPCをプッシュして販売するわけがありません。
2017年08月時点で「AMD Ryzen プロセッサー」特集をしているBTOパソコンは結構ありますので、興味のある人はぜひチェックしてみてください。
Ryzenの性能をインテルと比較して「ベンチマークデータ」で掲載されているところもあります。
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