EastWest「ProDrummer」はプロのドラム・トラックを制作できるドラム音源

発売から時期が経っていますが、EastWestのソフトシンセ「ProDrummer」は、まだまだ現役で使えるプロフェッショナルなドラムサウンドを得ることのできるドラム音源です。

マドンナ、U2、ビヨンセ、エド・シーラン、ハリー・スタイルズなど、世界の超一流アーティストの作品に携わるドラマーとプロデューサーがクレジットされている「ProDrummer」はプロのドラム・トラックを制作することができます。

2024年にEastWest「ProDrummer」を「ドラム専用のDTM音源 | おすすめソフトシンセ比較ナビ」へ追加しました。

ProDrummerのドラマーとプロデューサー

104のドラムキット

EastWest「ProDrummer」にはVol.1とVol.2がありますが、それぞれに、さまざまな音楽ジャンルに対応する 104のドラムキットを収録しています。

それぞれが音楽業界のトッププロデューサーによってプリミックスされていて、必要ディスク容量はVol.1が約60GBのドラムキット、Vol.2が約40GBとなり、トータルで100GBを超えます。

14,000以上のMIDIドラムグルーヴ

あらゆるジャンルのトータルで14,000以上のMIDIドラムグルーヴが「ProDrummer」には収録されています。

自分の楽曲に必要なパターンを探すのが大変と感じる人もいると思いますが、しかしMIDIドラムグルーヴは、スタイル、長さ、テンポでカテゴライズされていますので、心配する必要はありません。

プロが作成したグルーブを使用してドラム・トラックをすぐに作ることができるのも「ProDrummer」の大きな魅力です。

ProDrummerのエフェクター

ProDrummerには、Solid State Logic EQ、Dynamics、Transient Shaper、SSL Stereo Bus Compressorなどのエフェクターが収録されています、

他にも、アンプシミュレーターや、726プリセットを内蔵したリバーブも収録されていますので、自分の音楽スタイルに合わせて「ProDrummer」のドラムサウンドを最適なサウンドにカスタマイズすることができます。

ProDrummerのドラマーとプロデューサー

ドラマー Steve Sidelnyk & Matt Chamberlain

ProDrummer Vol.1のドラムの演奏はマドンナ、シール、マッシブアタック、プライマルスクリーム他多数のドラムを担当したことのある スティーブ・シデルニク（Steve Sidelnyk）が担当しています。

そして「ProDrummer Vol.2」では、ピーター・ガブリエル、ブルース・スプリングスティーンなど、多数のアーティストのドラムを担当したことのある マット・チェンバレン（Matt Chamberlain）がドラム演奏を担当しています。

プロデューサー Joe Chiccarelli & Mark Stent

ProDrummer Vol.1のプロデューサーはマーク “スパイク” ステント（Mark “Spike” Stent）とダグ・ロジャースです。

Vol.2のプロデューサーはジョー・チッカレリ（Joe Chiccarelli）と、ダグ・ロジャース（Doug Rogers）で、ふたりともビッグアーティストと仕事をしています。

サウンドエンジニアは Vol.1がマーク・ステントで、Vol.2がジョー・チッカレリです。

Vol.1のイギリスのプロデューサー／ミキサー、マーク “スパイク” ステント（Mark Stent）は、グラミー賞ノミネート & 受賞の常連です。

マーク・ステントは、日本でもお馴染みの、マドンナ、U2、ビヨンセ、ビョーク、エド・シーラン、ハリー・スタイルズ、スパイス・ガールズ、レディー・ガガ、コールドプレイ、マルーン5、ピーター・ガブリエル、オアシス、キーンなどのアーティストと仕事をしています。

グラミー賞は、ノミネートも含めると数多くの作品があり、最優秀を受賞しているのは以下となりますが、かなり音楽ジャンルが幅広いです。

これは、マーク・ステントが、さまざまなアーティストの音楽スタイルを理解している証明でもあります。

Vol.2のジョー・チッカレリは、グラミー受賞歴10回で、プロデューサー賞にもノミネートされています。The Shins「Wincing The Night Away」で2007年の最優秀賞を受賞しています。